§1
現金を持ち歩かなくても決済ができる手段が増えています。
最近ではスマートフォンがあれば支払いができるQRコード決済が便利です。
使い始めるにはスマートフォンから登録することが可能で、銀行口座やクレジットカードなどに情報をひもづけて支払いをすることができます。
QRコード決済を提供している会社の審査なしで始められるので、審査に通るか心配することなく始めることができます。
§2
QRコード決済は実店舗や通販サイトで買い物をする時に使用することができます。
支払い時にポイントがたまる利点があるので、次に買い物をする時に貯まったポイントを支払いに使うことができます。
買い物をした履歴が確認できるので、月に何をいくらで購入したか分かります。
実店舗の買い物は現金で支払いをして、通販サイトの買い物はQRコード決済で支払いをするという使い分けも可能です。
§3
日本のキャッシュレス決済額は年間約126.7兆円となっており民間最終消費支出額が年間約322.4兆円なので約39.3%がキャッシュレスで支払われていることになります。(2023年のキャッシュレス決済比率を算出しました)
キャッシュレス決済の中ではクレジットカードの決済額が83.5%となっていますが、QRコード決済額は8.6%と二番目に多い決済額となっています。
海外でもキャッシュレス決済は普及してきており、アメリカはクレジットカードとデビットカードで決済する人が多く、中国ではデビットカードとQRコード決済が普及していて現金で支払いをする人を大きく上回っているようです。
§4
キャッシュレス決済はQRコード決済以外にも、クレジットカード払い、デビットカード払い、電子マネー、プリペイドカード、スマートフォン決済(QRコード決済以外)、などがあります。
クレジットカード以外は審査不要で使い始めることができます。
支払い方法が多様化してきており店舗側はキャッシュレス決済をするために決済端末を設置することが求められます。消費者はシェアの高い決済手段を選ぶことで、店舗で使用したい決済手段が使えないという事態を避けることができます。
§5
現在日本を含めた世界中で中央銀行デジタル通貨の導入が検討されています。
デジタル円やデジタル人民元、デジタルドルなど各国で呼び方に違いはありますが、各国の中央銀行が発行する通貨なのでポイントなどに変換されることはなく、日本であればすべて円で発行されます。
日本円をデジタル化することで、現在サービス提供されているキャッシュレス決済のようにスマートフォンなどから決済ができるようになることが見込まれています。日本では詳しい導入時期はまだ決まっていませんが、システムの検証を行うなど準備を進めています。