§1

東京都は2025年4月から新築住宅に太陽光発電装置の設置を義務化します。
条件があり、都内における年間供給延べ床面積が合計2万平方メートル以上の事業者あるいは申請により知事から承認を受けた事業者が建設する新築住宅に限られます。

住宅面積が小さい場合や北向きなど太陽光発電に不向きな場合は設置不要となるケースもあるようです。太陽光発電装置の設置にかかる一部費用は東京都から助成金が支払われることになっています。

現在の太陽光発電装置が普及することで自然エネルギーから得られる電力量が増えることはよいことかもしれませんが、廃棄処分される太陽光パネルのリユース、リサイクルを進めていくことが必要になりそうです。

§2

日本企業は2025年をめどにペロブスカイト太陽電池の量産化を計画しています。
従来の太陽光発電装置より薄く、柔軟性があることから今まで重量が問題で屋根に設置できなかった場所にも設置することができます。屋根だけでなく壁や車体に貼ることができ、太陽光の少ないくもりの日でも従来品より発電効率が上がるとされているため、現在からさらに自然エネルギーから得られる電力が増えると期待されています。

ペロブスカイト太陽電池は当初、製造に鉛を使用することから環境への汚染が問題視されていましたが、最近では鉛を使用せずに製造する技術を持っている企業があるようです。
太陽光パネルのリサイクルについても回収をして再利用する方法が考えられているようです。期待と心配がありますが、良い循環になることを願います。

§3

洋上風力発電は海上に風力発電装置を設置して風の力を電力に変える発電方法です。

日本は海に囲まれているため洋上風力発電装置を設置できるポイントが多くあり、今後普及することが見込まれています。

現在日本の電力源は火力発電が6割程となっています。石炭や液化天然ガスなどの化石燃料は有限と言われているため、自然エネルギーから得られる電力量を増やしていき電力源の割合を変えていく必要があると思います。